Urban Stage Research Institute Corporation | |||
富山市中心市街地活性化
基本計画 ―企画書― |
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私たちの調査体制について | |||
○中心市街地活性化計画づくりには、横断的な専門知識によるコーディネイトが必要です。 ○私たちは施設づくりの現場で培われた経験とディベロッパーとの強い繋がりを背景に、施設運営面での提案を行う 「事業コンサルタント」、商店街機能レベルアップの提案を行う「商業コンサルタント」、商店街空間レベルアップの提案を行う「都市計画コンサルタント」からなるネットワークグループ体制で、これに当たります。 ○計画段階でのネットワーク体制は実現化段階での地元バックアップグループとしての機能も果たし、絵に描いた計画だけの成果で終わらせることは決してありません。 ○このような計画段階からの継続したグループ体制が、関わり合いの中で地元の方々と一緒になって汗を流す信頼される仲間として、さらに事業を成功に導くものであると考えております。 |
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中心市街地活性化へのスタンス | |||
都市が効率性と利便性を追い求めて郊外に拡大を続けるというこれまでの流れを真剣に見直す必要が出てきました。
それは中心市街地の空洞化は商業沈滞をはじめとする中心市街地だけの問題ではなく、さらに広く健全な社会基盤システム構築を妨げるものとして都市全体に大きな問題を投げかけるものであると考えます。 富山市では駅前を中心とする市街地再開発事業などによる市街地活性化が積極的に進められ、これに伴い各種公的施設の充実も図られようとしております。 今後は市街地活性化の素材として充実しつつある社会整備を効果的に既存商店街の活性化に活かしていくことを考えていかなければなりません。 中心市街地の活性化を実現するためには、大型施設、点景施設などの点的施設、これらをつなくデザイン化された線的施設、さらには空間的魅力づけによる機能分担といった都市をシステマチックにとらえた物語性が必要であると考えます。 また、間近に迫った21世紀の社会を考えますと、最少のコストで人々に満足を与え、かつ地球環境への負荷をできるだけ軽減する新しいシステムを構築する必要があります。 中心市街地がその果たすべき機能を取り戻した時、高齢化時代の書いてきで安全な生活空間としての中心市街地の再評価に加え、高エネルギー消費の車社会からの転換、行政サービスの効率的な提供などが達成され、文字どおり中心市街地が極めて重要なものであるという認識が生まれてくるのです。 このように、私たちは、中心市街地の活性化は、これから社会コストの低減をはじめ、21世紀の新しいソフト&ハードの社会構造(ストラクチュア)の形成に大きく寄与するものであると考えております。 |
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調査重要項目 | |||
今回の計画では、市街地再開発事業を中心とする都市開発事業をいかに既存商店街が活かしていくかがポイントとなります。
このためには、ハード面でのレベルアップも必要ですが、特にソフト面としてタウンマネジメント、運営組織のありかたが重要であると考えます。 したがって、テナント配置も含めた既存商店街の現状・経営者の意向、既存再開発事業などの計画内容・段階の把握を十分に行い、地域全体として活性化が図られることを第一義に考えなければなりません。 |
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